ルチルクォーツの種類の違いについて徹底解説
先日解説させて頂いた
『タイチンルチルクォーツとゴールドルチルクォーツの違い』についてという内容をさらに掘り下げたお話を本日はさせて頂こうと思います。
天然石を選ぶ際に必ずといっていいほど気になることがあります。
それは、『違い』です。
品質の違いも同じですが、種類の違い、など様々な違いについて確認した上で商品の購入をされるかと思います。
事実この違いについての質問が一番多くお寄せ頂くご質問なのです。
『同じサイズなのに金額に差があるのは何故ですか?』
『太陽放射タイチンルチルとタイチンルチルは何が違うのですか?』
『画像だと同じように見えるけどどちらのほうがいいですか?』
このように様々な視点から商品を比較をしながら違いを理解した上で購入されると思います。
その中で一番初めに疑問に思う『違い』
それは名前もしくは種類の違いです。
ですので、今回は名前の違いについて解説していきたいと思います。
太陽放射タイチンルチルクォーツとタイチンルチルクォーツの違い
太陽放射タイチンルチルクォーツとタイチンルチルクォーツの違いというご質問を頂いた際には、内包物にヘマタイトが入っているかどうかと回答します。
ヘマタイトとは、ルチルが形成される際の根元の部分になります。画像に掲載している黒い部分がヘマタイトです。そのヘマタイトからルチルが放射され、それが太陽のように見えることは太陽放射タイチンルチルとなるのです。
タイチンルチルとゴールドルチルの違いについて以前に解説しておりますが、ヘマタイトから放射されているルチルが太いルチルであれば、太陽放射タイチンルチルとなり、細いルチルであれば、太陽放射ゴールドルチルとなるのです。
太陽放射タイチンルチルクォーツ
タイチンキャッツアイルチルクォーツとゴールドキャッツアイルチルクォーツの違い
次にキャッツアイルチルの解説ですが、キャッツアイルチルとは、水晶内部でルチルが一定方向に形成される中で、そのルチルが光に反射し猫の目のような見え方をすることからキャッツアイルチルと呼ばれています。そのルチル自体が太いルチルであれば、タイチンキャッツアイルチルとなり、細いルチルで形成されていれば、ゴールドキャッツアイルチルとなるのです。
ゴールドキャッツアイルチルクォーツ
タイチンキャッツアイルチルクォーツ
コッパールチルクォーツとブラウンルチルクォーツの違い
少しづつご理解出来たてきたことかと思いますが、最後に微妙にネーミングは違うけど実はものは同じというものも存在しますのでご紹介します。
それが、コッパールチルとブラウンルチルです。この二つは実際に名前は違いますが、もの自体は同じということが多くあります。
A店ではコッパールチルとして販売、B店ではブラウンルチルとして販売なんてことはよくあります。
さらに言うと、レッドブラウンルチルやレッドゴールドルチルなども実際にはブラウンルチルであったりコッパールチルであったりしますので、販売店側が付けるネーミングひとつなだけで実際には同じ色みのものであったりします。これには混乱を招いてしまうかと思いますが、これも事実です。
実際に当店にはコッパールチルとして販売している商品はありませんが、ブラウンルチルとして販売できるものはあります。
実際は同じものなのですが….
当店はコッパールチルと呼ぶよりもブラウンルチルとして呼んだほうがいいと思いそのようにしているのです。
もしコッパールチルありますか?とお問い合わせ頂いたとすれば、ブラウンルチルが同じものですのでブラウンルチルをご紹介しますね。
また、最近人気の高い、フラワールチルも、フラワーガーデンルチルとして販売されていたり、スターバーストルチルとして販売されていたり、オレンジフラワールチルとして販売されていたりします。
このようにネーミングの違いはあっても、それは各お店がネーミングしているからであって、種類は同じということがおきてしまうのが天然石業界です。
ですから、私が最終的に申し上げたいのは、どんなネーミングであれ、その石自体の品質で見て頂きたいなということです。
品質が高いものでしたら、どんなネーミングであっても年々数は減少してきております。
年々数が減少しているということは価値が高まり価格はどんどん高騰していきます。
さらに品質が高ければ、その高騰のスピードは計り知れません。
当店のモットーは一生大切に出来るルチルクォーツをお届けすることですので品質にもこだわります。
是非ルチルクォーツを選ばれる際は品質にもこだわってみてください。
きっとそこから生まれる満足感があるかと思います。